ときめくか

少し前から断捨離という言葉を使って、

ものへの執着を捨て、不要なものを捨てたり

減らしたりする、ということが注目されるようになり、

それとともに、お客様から、ものを減らしている話しを

お聞きすることが増えてきました。

 

また、片付けのプロの方のコメントに、

ときめくか

ときめかないか

を基準にものを整理すると、

今、自分に必要なものだけを手元に置いておくことが

できる。

とありました。

 

初めてそのことを聞いた時、

懸命につくった商品を

ときめかない

と判断され捨ててしまわれるのは

辛すぎる

と思ったり、

もっとときめくものを

作りたいと思ったりしたものでした。

 

ですが、今は考え方が変わってきました。

物理的にものがなくなっても、

あの時、これがあったから癒された

とか、

豊かな気持ちになれた、

など、

あれよかったね。

と言われることが本当の価値だと

と感じるようになりました。

 

最近、以前作った商品を

オーダーメイドでもう一度作って欲しい

というリクエストをいただくことが増えてきました。

 

あれですね。

あれがよかったのよね。

 

という会話をさせていただき

その方の人生の中で

私の商品でときめきを感じていただけた

ことにうれしくなりました。

 

以前作ったものはいつでも再現できるよう

型紙を保管し、画像を残すようにしているのですが、

形にするためには職人さんの協力が必要です。

細かく大変な内容にも嫌がらず対応くださることに

いつも感謝しています。

 

ときめくものづくりというのは

狙ってできるものではありません。

 

お客様によっていろいろな

考え方やタイミングがあると思いますので、

私ができることは

お客様の要望と職人さんの間に立って

ご要望にかなうものを作ることだと

思います。

 

こうして書いているうちに、

改めて自分の仕事を

好きになりました。

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