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“シンプル ”

 

自分にとって何が重要かを考えるとシンプルなものに行きつきます。

必要がない、使わない部分は無くし、ここだけは外せない、気に入っている、こだわりの部分を残す。

そうするとおのずと自分だけの“カタチ”になります。

 

先日、男性のお客様からナイロン製ビジネスバッグのオーダーメイドに関するお問い合わせをいただきました。

今お使いのバッグを気に入っており、同じデザイン、仕様のものをずっと探しているが見つからないとのことです。

 

お客さまはご自身が毎日ご使用される中で使いやすいサイズ感、耐久性、機能性、仕様、質感、デザインにご希望をお持ちです。  

 

 

 

 

 

最初のお打ち合わせでのご要望のメモ書き

 

 

 一般的に、お店で売られているのは様々なパーツが取り付けられたり、仕切りやポケットがたくさんあるビジネスバッグで、誰にでも当てはまるよう作られています。

 

シンプルで余計なものをそぎ落とした “ご自身にとって無駄のないビジネスバッグ”がお客様のオーダー内容です。

 

できあがったビジネスバッグは私たちの想像を超えてお客様に気に入っていただけました。

 

 

 

「2週間程度、仕事で使ってみました。

イメージ通りで満足しております。

丈夫さ、現有に比べ1㎝大きい事、素材、底の作りの丈夫さなどから

恐らく以前保有していたものより長く使えるように感じています。

デザイン、現有のものをお見せして詳細打ち合わせさせて頂いておりましたのでイメージ通りで、シンプルで気に入っていた形です。これがありそうで中々無いのです。

この度、細部の要件までご相談に乗って戴きありがとうございました。

他にあまりない貴社のようなサービスがあって本当に良かったと思います。

今後とも宜しくお願い致します。」

 

 

 

沢山のモノに囲まれている私たちの生活で、一体何が自分に本当に必要な物なのかを

考えることなく毎日を過ごしています。

たいして好きでもないけれど、なんとなく使っているバッグや財布、洋服など、ほとんどのものが誰にでも受け入れられるように作られたモノたちです。

 

自分にとって必要で、気分よく過ごすことができ、一番大事なものかを考える、ということは本当の自分のやりたいことを映し出しているように思います。

 

オーダーメイドとはその人の大事だと思う部分をクローズアップすることです。

 

削ぎ落とすという作業をすることでよりシンプルになる、これは生きること全てに通じているのかもしれません。

 

今回、お客様にオーダー頂いたことで自分自身を振り返るよい機会になりました。

 

 

通常、お財布のファスナーは、正面に向かって、左から右に引くよう作られています。

商品は多くの方に当てはまるよう右きき用に作られているためだと思います。

 

 

左から右に引く動作が、右ききの方のためのもの、というのは

左手で同じことをやってみるとわかります。

 

 

 

ある日左ききの方から、ずっと不便に感じながらお財布を使っていらっしゃるという話しを聞き、

オーダーメイドのご提案をしました。

 

オーダーメイドのよさというのは、

お客様のお好きな素材と色の組み合わせで、こだわりの部分を取り入れた

ものづくり=自分に合わせたものづくりができる

ということだと思います。

 

 

今回のお財布は、

素材はリザード(トカゲ)革で、

カラーは、艶のあるブルーとマットの赤・パープルの3色を組み合わせた、他にはない色合いです。

 

 

後のポケットにはハートのパッチワーク2個を施しました。

 

 

 

 

もちろんファスナーは、右から左
に引けるよう取り付けています。

 

 

 

 

 

レアな素材、カラフルで他にない色合い、使いやすいデザイン、左ききのお客様が快適に使える・・・と4拍子揃ったオンリーワンのオーダーメイドの商品が出来上がりました。

 

お渡しして、見た目に嬉しくなり、使って左手で右側からファスナーを引く心地よさを感じ、とても気に入っていますとおっしゃっていただきました。

 

オーダーメイドを好まれるお客様は、自分だけのものを作る楽しさ、探しても見つけることができないものを作ることができる喜びを感じていらっしゃいます。

 

待っている時間もワクワクするわ、と全てを楽しみにされていることがとても嬉しいです。

ご期待以上のものづくりができるよう、

職人さんとスタッフで考えに考えて今できる精一杯のものづくりをしています。

 

少数派の左きき用財布はオーダーメイドの原点を思いだすものでした。

 

お客様より、「サイズ感がぴったり合ってお洒落なものが

見つからないので、手持ちのタブレットに合ったサイズで

イヤホンも収納できるタブレットケースをオーダーしたい。」

と相談いただきました。

 

 

以前、クロコダイルパッチワークのスマートフォンケースを

オーダーいただいているお客様で、

今回はタブレットケースに何かの柄を付け

パッチワークにして欲しいとのご要望です。

  

まず、バラ模様をご提案しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

するとお客様から、ケースの裏側にはバラのつぼみが開いた模様はいかがでしょうか?

と素敵な提案をいただきました。

 

 

 

次は、模様のカラーをどうするかです。

 

お客様のリクエストは、

 

春らしいものと秋冬の季節を感じるカラーをケースの両面それぞれに

使用して欲しいとのことでしたので、

色のイメージをいくつかご提案しました。

  

 

 

 

 

 

 

 

それらの中からお好きな組み合わせをお選びいただきましたので

 柄のパーツごとのカラーを選び、

全体のバランスを考えながら組み合わせました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全ての色が違っているのがデザイナーのこだわりです。

 

次は、

バラの花びら、茎、葉の一枚一枚にクロコダイルの腑模様が綺麗に入るように

型紙を当てていく細かい作業が始まります。

 

 

 

 

 

そして、本体と裏地の素材、ステッチのカラー、タブレットケースの硬さに至るまで

細かくお客様とやり取りし、ご要望を伺った上で

職人さんにつくりのお願いをしました。 

 

初めてのものづくりの場合、慎重に進めていく必要がありますので、

何度も確認をしながらついに完成しました!!

 

 

 

 

ご希望のイヤホンもきちんとおさまります。

 

 

自分だけのオリジナルのケースが出来上がったととても喜んでいただきました。

 

オーダーメイドのものづくりは、何度も試作を繰り返しながら丁寧に進めていますので、思うように出来上がり、お客様に喜んでいただくことが私たちの喜びでもあります。

以前 L字ファスナー長財布を購入されたお客様。

 

デザインサイクルが短い昨今、特に男性のお客様のご要望で多いのは、

 

”気に入ったデザイン&機能性のバッグ・財布同じものを探そうとするが、

似たものはあっても全く同じ型のものはなかなか見つからない。。”

 

といったご相談です。

 

先日、数年前にL字ファスナーの薄型長財布を購入されたお客様が

ご来店されました。

 

パンツの後ろポケットに入れてお使いになり、そのまま座ってしまうため、

財布が折曲り傷んでいました。

 

今のデザインが気に入っているので、異なる素材&色で全く同じデザインをオーダーできれば。。。という要望を承りました。

 

 

 

 

弊社ではいままでおつくりしたデザイン、スペックは全て保管しているため、

同じ型のものが欲しい、というご希望に対応することができます。 

 

今回はスーツにあうダークな黒の山羊革を使用し、芯材を調整しながら少し硬さを出して簡単に折れないよう厚みをもたせました。 

 

黒ばかりですと地味になるので、アクセントにクロコダイルのラメブルーを入れてお洒落感をアップしました。

 

 

内部はラメブルーに合わせて、爽やかなライトブルーを組み合わせました。

 

 

 

 

 

また、カードなどを入れ過ぎて厚みが出てしまわないよう、なるべく薄くスマートにお持ちいただけるように設計しています。

 

 

 

 

 

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