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突然ですが、新ブランドを立ち上げました。

名前は「zipangu」です。

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このブランドをつくった経緯と、

目指すものづくりについてお話しします。

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私は元々、日本のものづくりや伝統工芸に

興味をもっていました。

そして、出張や旅行先で訪れた土地で

工芸品を見て回るのが大好きでした。

デザインの仕事をはじめてからは、

素晴らしい技術を見ると

それらが絶えてしまわないよう願いながら、

いつの頃からか、デザインしたい

と考えるようになっていました。

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そんなある日、

これまで誰もやったことのない素材づくり、

をテーマに思いついたのが、

24K本金箔クロコダイル革です。

 

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金箔といえば、金沢。

400年の間、代々職人により引き継がれ、守られてきた金沢箔

の中、数々の実績を誇る株式会社箔一さんに依頼し、

本金箔をクロコダイルレザーへ張り合わせること

を世界で初めて実現させることができました。

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 初めてこの革を見た時、あまりの輝きとパワーに

驚き、感動し、デザインを考え始めると興奮を抑える

ことができませんでした。

すぐに金箔クロコダイルバッグの映像が思い浮かび、

忘れないうちに模型で表現し、革を裁断後金箔を貼っていただき、

24K本金箔クロコダイル革のバッグとお財布が

完成しました。

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zipangu03

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zipanguは、

日本にある、まだ世界に知られていない最上級の

素材と技術=伝統工芸とのコラボレーションにより

生み出された商品を世界に発信するブランドです。

第一幕は、24K本金箔クロコダイル革を使った商品です。

多くの方の目に触れることを願っています。

王道という言葉は本来、王がつくった幹線道路=楽な道、

という意味だそうですが、いつの頃からか、定番とか正攻法といった

ニュアンスで使われるようになったようです。

私もずっと後者の使い方をしていました。

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「一番好きな都市はどこですか?」と聞かれると

ウィーンと答えています。

大人の街で、深い文化があり、センスがよく、おいしい。

私の印象です。

初めてウィーンに行った時、

ホープブルク宮殿の前の道がまっすぐで、

あまりにも凛としていたので、これこそが

王の道と思いました。

今思うと間違った使い方だったのですが、

しっくりくるイメージです。

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昨年から、きちんとした印象の

バッグをつくりたいと考えていました。

このところ、スーツを着る方が少なくなって、

それに伴いバッグもカジュアルなものが

多くなっています。

そんな時代ですが、定番となるようなどんな時代でも

持てるバッグをつくっておきたい、という思いを

ようやくカタチにすることができました。

ずいぶん前につくっていたデザインを基に、

少し変更点を加え、尊敬する職人さんにつくって

いただきました。

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M-0465BL

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定番の条件を私なりに考えると、

とびきりの素材

デザインは奇をてらわない

つくりは抜群

嫌と思える部分がない

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少しは近づいているでしょうか。

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丁寧に使って、永く永く。いつ見ても

飽きがこない、そう思っていただけると本当にうれしいです。

1年本当にありがとうございました。

すべての方に感謝の気持ちでいっぱいです。

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サイトを新しくするにあたり、慣れないブログを

始めることにしたものの、何をどう表現すればよいか、

戸惑いながら進めてきました。

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私の思いが拙い文章から少しでも伝わったとすれば、

うれしいです。

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来年も、感じたことやものづくりの思いなどを、

このブログを通してお伝えできればと思います。

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皆様どうぞよいお年をお迎えくださいませ。

ものづくりをするようになって、人との出会い以外のことも

一期一会と感じるようになりました。

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たとえば、クロコダイル革1枚、

イタリアンアート革1枚、

いつもいつでも同じように仕上がるわけでは

ありません。革そのものの大きさが一枚一枚

異なっていて、

色を染める作業も、天候や湿度の違いにより

毎回全く同じ色にはならないためです。

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ですから、今回出来上がった革はどんなものか、

微妙な差異を見つけながらデザインを考えたり、

型紙の合わせる位置を変更したりしています。

その時々の特徴を感じ、よさを最大限に

発揮できることを考えるためです。

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出来上がった革は一期一会と思い楽しんでいます。

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知り合いのソムリエの方から聞いた話です。

ワインは同じ銘柄のものでも毎年味が違っている。

さらに、同じ畑の中で場所により日照具合や

風のあたり方などが違っているので、同じ年の中でも

一定の味になるわけではない。

その前提で作り手がベストをつくして出来上がった

ワインに敬意をはらって、そのことを

楽しんで欲しいという思いを

お客様に伝えるのが仕事です、と。

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単に味を評価するだけでない深い思いをもって

向き合っていらっしゃることに感動しました。

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確かなものづくりをすすめていけば、

感動を伝える人とも出会えるのですね。

mayumi kondoでは、イタリアンアートと金唐革素材で図柄の入った

革を取り扱っています。

 

 

イタリアンアート革

 

 

金唐革

そのせいか、日常で見かける

いろいろな柄が気になります。

動物園に行くと、この動物の革を使ったことがある、

とか、この柄はおもしろいなど、

おかしな目線になってしまいます。

 

 

レオパード

 

 

ゼブラ

 

また、絵画の背景や屏風の図柄、切手や包装紙、

ステンドグラスやインテリアなど、

様々な図柄の細かなものを観察し、革に

取り入れることができないかを考えるため、

写真におさめたりしています。

 

 

 

 

ずいぶん前の作品ですが、

私がいろいろな想いをこめ描いた、

この季節になると思い出す、スノーシーン

という図柄があります。

山の上にある教会から幸せの雪玉が転がってきて、

そこにはそれぞれ、celebrate the usual  と、

I love youと書かれています。

樹木は雪溜まりでうさぎの形になって、

それら同士が握手をしたり

おじぎし合ったり・・。

厳しい自然の中の心温まる情景を想像しながら

図柄にしました。

 

 

サイトのトップ画像に使用いたしましたので、

ご覧ください。

今年もあとひと月になりました。

皆様にとって、楽しい年末となりますように。

これまで、たくさんのお客様のご意見を伺ってきました。

その中で、おさいふほどお好みが多様なものは

ないと感じます。

 

お札が折れるもの、折れないもの

ファスナーを使ったもの、使わないもの

とにかく貴重品をすべて入れられるもの、お金しか入れられないもの

厚みのあるもの、薄いもの

などなど・・。

お客様により、真逆のことをおっしゃいますので、

勉強になります。

 

私の中でのおさいふのテーマは、

バッグの中が楽しくなる、

最少に見えて、たくさん入れられる

ということです。

 

バッグの中が楽しくなるのは、おさいふを使う度に

感じていただきたいことです。

そのための工夫は、やはり素材選びと

色選び、その組み合わせなどです。

 

イタリアンアート革にはいつも、

オーストリッチ革を合わせます。

バッグで使う時と同じように、お互いを引き立ててくれます。

また、小物は、かわいい色を好まれる方が多く

いらっしゃいますので、発色のきれいなオーストリッチ革は

最適と感じます。

 

 実用性を考える際、

入れる前と入れた時を比べると、

入れた時に美しいシルエットになってくれる

ということを計算します。

膨らむことでかえってきれいにまとまる、

というイメージです。

 

そのために、小さな工夫を積み重ねるのですが、

一番大変なことは、カードケースの

サイズの取り方です。

 

毎日使うものですから、初めからゆとりが

ありすぎても落ちてしまうのではないかと

心配になりますし、固すぎると入れにくい。

最低2~3年毎日使っても大丈夫なことを

考えなければなりませんので、

バッグに比べると考えるところが多くなります。

 

新作のおさいふは、かぶせタイプの長財布です。

バッグのようにも持て、たくさん入れられる

エレガントなイメージでつくりました。

薄型ですが、たくさん入れることができます。

そして、とても柔らかく仕上げています。

柔らかい=柔軟性がある=出し入れしやすい

ということがいえると思います。

 

 

内側のカードケースにワンポイントの色を入れ、

開けても楽しいデザインにしました。

いろいろなおさいふをつくってきましたが、

今までにはない、雰囲気です。

 

今私が使用しているのは、

クロコダイル革でつくった、

タテ8.5×ヨコ11.3cmのミニ財布です。

 

 

この中に、折りたたんだお札が7枚、

カード類が10枚、

硬貨が15枚入っていますが、

この厚みです。

 

 

 

いろいろなタイプのおさいふをつくり、

実際に使ってみながら、

お客様の多様なご要望にお応えできるよう、

サプライズを準備したいと思います。

10月4日、ショップチャンネルさんに出演させていただきました。

つたない語りを聞いてくださった皆様に感謝いたします。

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作成に時間のかかるイタリアンアート革を

手配するのに1年を要しますので、年に1回、この時期に

新作バッグを紹介させていただいています。

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M-0439BLSV--2

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M-0452BLSV

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M-0302BUPPM-0302MT--02

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M-0454PPBUPPM-0454CHMT

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MS-0447BUPPMS-0447MT

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今年で4度目の出演となりましたが、全く慣れることが

ありません。

こんなことをお話ししたい、と思って臨んでも

半分も言えないまま終わってしまいます。

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今年のキャストは篠田恵聖さんでした。

ご一緒させていただいたのは初めてでしたが、

まさにプロフェッショナルの素晴らしい方

でした。

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私と会って話しをするのはオンエア1時間前です。

そこで、話しやすい雰囲気でいろいろな質問をいただき、

バッグの特徴の肝となるところを引き出して

くださり、キーワードをさっと書き出し

短時間のうちに1時間の番組構成を組んで

いかれます。

私にはとてもできない技です。

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番組内では、バッグや革のことを楽しく説明していただき、

1時間があっという間に過ぎてしまいました。

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私はたまに、

「プロフェッショナリズムとは何か」

という内容を書かれた雑誌を読み返します。

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その中に、スペシャリストとの違いが書かれています。

スペシャリストは、いわゆる専門家で

その道に精通している人、ということがいえるようです。

それに対し、プロフェッショナルは、

もちろん専門家でもありますが、顧客に関する

深い洞察力と理解があり、正しい答えがなくとも

いろいろな状況を想定して、正しい対処ができること

とあります。

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プロフェッショナルに近づきたい、

と思いながら何度も読み返すのですが、

キャストの篠田さんはまさにプロフェッショナル。

素晴らしい方とご一緒することが

できたことをうれしく思いました。

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そんな篠田さんから、番組が終わってからも、

楽しかったです、とうれしい声をかけていただき、

人間性の素晴らしさにも感激しました。

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私はこれから、来年に向けての新作づくりを

はじめます。新たな気持ちで自分の分野を

つきつめたいと思います。

好きなものに囲まれていたい、という思いを強くもっていますので、

何かを購入する際にはこだわりを持って選びます。

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すぐに飽きてしまわないこと、

永く一緒にいたいと思えること、

自分らしさを感じられること、

などが基準です。

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気に入っているものは、見ているだけでうれしくなり、

使うことで愛着がわいて、自然と取り扱いも丁寧に

なりますので、気がつくと永いお付合いに

なっています。

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母から譲り受けたコートは、40年近く活躍してくれていて、

今も私のお気に入りです。

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殆ど袖を通すことのない着物は、年に数回干してあげる

機会にしか見ることはありませんが、見る度に

気分が高揚し、一日が楽しくなります。

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いつも使うもの、普段使うことのないもの、

いずれからもいろいろなことをもらえ、

心を豊かにしてくれます。

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数えたことはありませんが、これまで

たくさんのバッグをつくってきました。

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思いを込めてつくったバッグがお客様の元にいき、

その後気に入っていただけているか、

とても気になります。

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時折、お客様とお会いする際や修理を承って、

以前つくったバッグと出会うことがありますが、

気に入ってくださっていることをお聞きすると、

安堵の気持ちとともに、本当にうれしくなります。

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「素材は使ってあげることで、よりよく変化してくれるので、

新しいバッグよりもいい感じに育ってきたでしょう?」

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「使ったらきれいに形を整えて、いつもの定位置において、

毎日は使わないで休ませてあげると、形がキープできるのよ。」

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などなど、私よりもお客様の方がご存知なので、

いろいろ勉強させていただいています。

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これから先も永いお付合いができますよう、

いつ見てもよい、と思って

いただけるものづくりを目指したいと思います。

理由はわかりませんが、子どもの頃から紫色が大好きでした。

デザインの仕事を始めてからも、紫への思いを持ち続け、

これまで数々のバッグや小物を発表してきました。

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紫色のことを調べると、人類の長い歴史の中、

崇高で高貴な色として取り上げられ、

品格のある色という位置づけをもちつつ

その逆をイメージする方もいて、二面性を持つ

不思議な色、とありました。

皆さんが好む色というわけではないのかもしれませんが、

紫色について私は、他の色と組み合わせた時、

合いすぎることがないかわりに、合わないということがない、

と感じています。

分かりやすく言えば、どのような服装の色にも合う

と提案し続けてきました。

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そんな私にとって特別な紫色を使った、新作のイタリアンアート革を

つくりました。

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柄と色合わせが特徴のイタリアンアートに、

紫色をどのように取り入れるか、考えました。

無数の組み合わせの中から、一番新鮮で、

ありそうでなかなかない、ブルーと組み合わせることにしました。

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レオパード柄にプリントした子牛革に

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花柄部分をレザーカットし

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そこに、トーンにこだわったブルーと紫色を塗り分けてみると

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これまでにはなかった世界観のある革をつくりだすことができました。

レオパードプリント部分の茶系ともマッチしていると思います。

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一言で表すと、優しさがあり、合わせやすさのある革

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まずは、シルバーの金具を使ってトートバッグをつくりました。

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M-0454PP-02

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新作のナストロトートバッグでもリボン部分に使ってみました。

本体の牛革はもちろん紫色です。

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永年あたため続けた思いがようやく形になりました。

以前使っていたプライスタグには、mayumi kondoを

表す、3つの言葉を記していました。

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tag

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precious material = 貴重な素材

custom made = オーダーメイド

delightful ownership = 所有する喜び

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3つめの所有する喜びというのは、そんなふうに感じて

いただけるバッグをつくりたい、

という思いを記しましたが、

あとの二つは、私のものづくりに欠かせない言葉です。

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素材は、ものづくりの基盤となりますので、

とりわけこだわりを持っています。

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mayumi kondoの場合、

すべてのものづくりは素材をつくることから

はじまります。

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現在、クロコダイル革も金唐革も、イタリアンアート革もすべて、

オリジナルの色をオーダーしていますが、

いずれも、稀少性のある素材と高い技術との融合により、

素晴らしい革となって仕上がってきます。

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出来上がった革をしばらく眺めながら何をつくるか

考えるのですが、それはわくわくする幸せなひとときです。

素材づくりは本当に楽しい作業です。

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柄のある素材の場合、どのようなバッグにするか、

どの部分を使用するかにより全くイメージが変わってきます。

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素材×柄×色

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こうして考えると無数に組み合わせられ、

素材づくりの奥深さを感じます。

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また、革は個体により大きさや厚みが異なり、

色は、同じ調合をしても、その日の天候や水の

コンディションにより変わってきます。

ひとつひとつが違っている=同じようにはできない、

というのもおもしろさだと思います。

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先日、イタリアから新しいイタリアンアート革の

マルチカラーが届きました。

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new multi

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これまでの色に比べ、やや明るいトーンで、

きれいな発色を楽しむことができます。

バッグに仕上げるのが待ち遠しくなりました。

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また、同時に新作のイタリアンアート革が出来上がって

きました。これまでと違ったイメージの仕上がりですので、

どのようなバッグをつくるか考えているところです。

クロコダイル革の新作は、これまでに見たことのない

驚きがあります。

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新素材のこと、異素材同士の組み合わせ、色の組み合わせなど、

いろいろを試しながら、イメージする理想に近づけるよう

考えているところです。

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