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新ブランド「zipangu」は、

日本の伝統工芸とのコラボレーションにより

生み出された商品を世界に発信するためにつくりました。

 

zipanguを立ち上げたことで、

永年こだわりをもってものづくりを続け、

数々の実績を残して来られた方々とお会いする

機会ができました。

技術はもちろん、お人柄にも感動する日々です。

真のmade in Japanの素晴らしさを

伝えられればと思っています。

 

今回は、ロゴマークの刻印をつくってくださった、

赤塚刻印製作所のマイスター赤塚さんを

ご紹介したいと思います。

 

指輪の中にある刻印や、

お菓子や蒲鉾に押している焼印など

日頃、何気なく目にしている刻印ですが、

実際にそれをつくる工程を見せていただき、

細かさや技術力に驚きました。

 

私のリクエストは、2.1cmの幅に

zipanguの7つの文字入れて欲しいということです。

刻印は、押した時にきれいに見えなければならないので、

どのようにつくればよいか逆算する必要がある

とのこと。

 

文字を見ながら相談しました。

 

IMG_0558

 

問題は、gとuの間にある二本線。

 

zipangu_Logo_2015

 

二本の間が0.3mm以上ないと、きれいに押すことが

できないそうです。

 

特殊なルーペで測ってみたところ、おっしゃるとおり

0.3mm以下でした

 

 

 

IMG_0560

 

IMG_0559

 

見た目には影響がないということでしたので、

二本線の間隔が0.3mmになるよう、

デザインの変更をお願いしました。

 

IMG_0534

 

たくさんの道具を使って

 

IMG_0536

 

手作業で彫っていきます。

 

ルーペで見なければわからない

細かさです。

 

IMG_0670

 

刻印作業が終了したら、固くなるよう表面を焼き付けます。

 

打ち合わせから数ヶ月後、

出来上がりのご連絡をいただきました。

 

取りに伺った際、

「これで何万回押しても大丈夫ですよ。」

と言われました。

 

IMG_0694

 

何万回も押すことができるようなブランドに

なれるようがんばろうという思いと、

これだけ立派な刻印に負けない

ものづくりをしなければという思いを胸に、

心地よい緊張感をもちながら、zipanguと

向き合っています。

どんなジャンルにも、超越したというに相応しい人やものが

存在すると思います。

 

超越の意味をみると、

普通に考えられる程度をはるかにこえていること。

ある限界や枠をはるかにこえていること。また、その物事から

かけ離れた境地にあって問題にしないこと。

とあります。

 

 

これまでの常識では考えられない、

見たことのない,

誰にも真似できない、

ということでしょうか。

 

私はいつもイタリアンアート革を、

革の常識を超えている、と感じています。

 

イタリアンアート革を考え出した、マッシモさんとの出会いに

ついては、過去のブログにも書きましたが、

この出会いにとても感謝しています。

 

超越したものは、好きとか嫌いという対象を超えて、

ただただすごいと感じるものだと思います。

 

 

私にとって、そんなイタリアンアートですが、

更に違う表現方法があるはず、

という私の思いをマッシモさんが叶えてくれました。

 

 

それが新作のマーメイド革。

ハンドバッグをつくりました。

 

M-0382BUPK

 

アップでみると、わかるでしょうか。

 

M-0382BUPK--06

 

色のついた部分はグリッター加工で、

すべてにキラキラした粉末を貼り合わせています。

イタリアンアート革をこれまでとはまた異なる形で

華やかで上品に仕上げてもらいました。

 

あまりにパワーのある革になったので、

どんなものをつくるべきか、長い時間考え、

ようやくバッグを完成させることができました。

 

 

新しいものを生み出す作業は、楽しくもあり、

同時に大変さもありますが、考察することで

多くのことを考え、試すことで次なるヒントがうまれてきます。

 

チャレンジはまだまだ続きそうです。

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