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先週、ショップチャンネルさんで金唐革のバッグや

小物の紹介をさせていただきました。

 

金唐革を初めて知りました、

これほどのものを見たことがなかった、素晴らしいですね、

など、多くの反響をいただき本当にうれしく思います。

ありがとうございました。

 

金唐革作家 徳力康乃先生による作業工程や柄・色の紹介は、

サイトのMaterials ページに載せていますので、ご覧ください。

 

サイトに載せていない、ショップチャンネルさんでも

お話ししました、金唐革の歴史をここでお伝えします。

 

500年前、サンドロ・ボッティチェリによって

考えだされた壁画装飾、cuoid’oro(金唐革)は、

メディチ家をはじめとする貴族や権力者によって受け入れられ、

またヨーロッパ各地の宮廷や寺院の壁を飾りました。

 

その後、建築物の建替えや修理を期に剥がされ、

明治の初めに日本人が持ち帰り、金唐革と

呼ばれるようになりました。

そして金唐革は、煙草入れなどの小物に仕立て直され、

商人、大名の間で大流行したそうです。

 

昭和に入り、京都の徳力彦之助、康乃先生が、

当時の金唐革を偶然目にし、とても魅力を感じ、

革の種類・鞣し方・厚さ、使用された合金泊の

含有物資や構成比・厚さ、制作方法などを研究され、

当時の実態が明らかになり復元に導くことに成功されました。

 

私が金唐革と出会って10年くらいの時が経ちました。

強い魅力を感じ、私にしかできない

金唐革のバッグをつくろうと思い、配色や柄合わせ、

バッグのつくり方などにこだわって今日まできました。

 

ボッティチェリが考えつかなければ

目にすることができなかったcuoid’oro

その革を見かけることがなければ、

徳力先生による復元もあり得なかった金唐革

歴史は偶然からはじまり、つながっていくものだと感じます。

 

 

いつ見ても飽きることのない、この素晴らしい

金唐革という素材を大切に思い、

これからも私なりの解釈で、

後世に伝えていただけるような

ものづくりを追求していきたいと思います。

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