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今年もあと僅かとなりました。

 

一年の間、商品を通じてたくさんの出会いをいただきました。

 

改めてすべての皆さまに感謝申しあげます。

 

今年は、本当の価値について考えることの多い年でした。

 

10年前、試行錯誤してつくった商品を、

今も気に入って使っていますとおっしゃってくださったお客様。

 

大切に使っているので状態が変わらず、持っているとほめられます、

とおっしゃっていただきました。

私の手から離れてからの10年の間、

バッグはお客様を楽しい気持ちにし、いろいろの場所に行き、

ほめてもらってたくさんの役目を果たしてくれたとお聞きし、

うれしくなりました。

ものの本当の価値というのはお客様が決めてくださると思いますが、

後々にならなければわからないと感じます。

 

修理を承ってバッグを解体した時のこと。

今は亡き職人さんの丁寧なお仕事ぶりを見ることができました。

目に見えない部分にも手を抜くことなく

丁寧に仕事をしてくださったことで、

結果として全体の雰囲気を作り出し、壊れにくいバッグに仕上がっています。

 

 

価値を感じるまでには時差があります。

 

今やっていることはこれから先に判断される。

そう思うと緊張してしまいますが、お客様のご要望をお聞きしながら、

楽しく表現できればと思います。

 

 

 

 

来年もよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イタリアンアートを初めてご覧になった

お客様からの質問で一番多いのは、

革の経年変化とそのお手入れ方法です。

 

今回は使っているうちに革がどのように変化するのか

私の経験をもとに、Q&Aでお話ししたいと思います。

 

子牛の革を使ったイタリアンアート革で、

 

 

#575846-#575847-3

 

 

一番多い質問は、

 

Q「すぐに毛が抜けてしまうことはないでしょうか?」ということです。

 

A「すぐに毛が抜けることはありませんが、

お財布などの小物を毎日使用して、3〜4年経つと

部分的に抜けている、ということはあります。しかしながら、

抜けても下に色が付いていますので、あまり気にせず

そのまま使っていただくことができます。」

 

Q「他に変化する部分はありますか?」

 

A「毛の部分をレザーカットして色をつけたところが、

使っていくうちに手垢や空気などにより、

馴染んで落ち着いた色に変わってきます。同時に革も柔らかくなってきます。」

 

 

Q「イタリアンアート革の中で、特に変化が激しい柄や色はありますか?」

 

A「柄を作る方法はふた通りあります。一つは柄を削るやり方。こちらの代表は、

レオパードフラワー柄です。

 

レオパードフラワー ブルー&パ―プル Leopard Flower Blue&Purple

 

そして、もう一つは柄以外の部分を削るやり方で、カサノバなどです。

 

materials_itarian_pic05

 

柄以外を削った方が、塗らなければならない部分が多くなるため、

全体に色が変化していくことが予想されるため、

カサノバのように塗料でなく、箔をつける方法にすることで、

色が変化しないようにしています。

 

比較すると前者のやり方で

薄い色が汚れやすいと思います。白の革が汚れが目立つ

というのと同じです。」

 

Q「雨の日の使用は避けたほうが良いですか?」

 

A「はい、大雨の時はなるべくお使いいただかない方が

よいと思います。ですが、今年の新作より、革には

パールトーン加工=撥水加工を施していますので、

急な雨にも心配することなくお使いいただけます。」

 

Q「一度変化した色は塗り直しなどができるのですか?」

 

A「はい。先ほど薄い色ほど汚れが目立つといいましたが、

その部分をリカラーで上から色を重ねることができるように

なりました。ただ、同じ色を塗っても初めの色の雰囲気とは異なり、

少し光沢感を感じます。」

 

Q「お手入れ方法で気をつけることはありますか。」  

 

A「特にありません。 

 革は湿気を嫌がりますので、たまに空気に触れさせて下さい。

使ってあげるのが一番です。

お使い終わったら、バッグの中に紙を入れ形を整え、外袋に

入れてから正しい姿勢で保管してください。」

 

革は変化するものですので、経年変化を楽しみながら、

永く使っていただきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

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